CFI Japan 皆で飛行機の話でもしませんか? 質問とかにも使ってね。
1. Exhibits knowledge of the elements related to diversion.
基本的な知識が有ると言う事を見せる必要があります。 どのレベルか?までは試験官の判断となりますが、 Divert to Alternateでも言われた時に、試験官が貴方がどの様にするかを見るでしょう。 十分に知識が有ると思えば、この部分はOK。 貴方の行動を見たり、また質問への回答を聞いて判断されるでしょう。
2. Selects an appropriate alternate airport and route.
適切な代替空港とルートを見つける。 事前に選んだAlternateに行けとは書いていませんが、どこに行くべきかはその状態で決まるでしょう。 条件を付けてのDiversionならその状態に対して最良の空港を選ぶべきでです。何も言われない時は、試験官に聞くべきでしょう。 Flight PlanのAlternateか、その状態で最良の空港に行くべきか?とか。
彼は貴方が事前にAlternateを選んでいるかなんて知らない可能性もありますからね。 実際の場合になると、飛行地点から近い空港を選ぶ事に成るでしょう。また離陸前には、到着地だけでなく、途中に有る空港も有る程度は調べておくべきで、使える空港と使えない空港を、離陸前に判断しておくのが理想です。
ルートは、試験なら直線コースになる場合が多いでしょうが、故意的に障害物や山岳地帯、特殊空域が有るのを選ぶ場合も有りますから、単に直線がベストかは、その時点で判断してください。 これは実際のフライトでも同じでしょう。 理想では、FSSにでも連絡してルートの天候を調べるのが良いでしょう。
誰が航空を作成しました?でも、そんな余裕が有るかはその時にならないと誰にも分かりません。 ASOSやAWASを聞けるだけでも助かる場合も有るでしょう。臨機応変に対処するべきと思います。
3. Makes an accurate estimate of heading, groundspeed, arrival time, and fuel consumption to the alternate airport.
ヘディング、対地速度、到着時間、消費燃料の計算を求められます。余り深く考えると切が無いのでこの場合は直線コースで考える時が多いでしょう。 チャートにPlotterを使い線を引いて、距離と方向(True Course)も求めるのが最初でしょう。そしてWind Correctionが必要となりますが、多くは飛行前に調べたWinds Aloftで十分でしょう。
実際では、直線コースでも飛べるかを確認してください。 距離が長いならFSSにWind Aloftを聞くのが良いでしょう。 ここも臨機応変にね。
4. Maintains the appropriate altitude, ±200 feet (60 meters) and heading, ±15°.
これは高度を200フィート以内、ヘディングは15度以内でって意味です。
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PTSの第3項を基準として意見を追加したいと思います。 他にも方法は多くありますし、細かく考えればもっと有るでしょうけど、試験飛行の参考程度にと思って書きます。
1. コンパスをチェック
これは常時行うべきことですので、否定はしません。
2. 現在時刻をチェックしチャートに書く
チャートでも白い紙でも指定は無いです。 LogでもOK。ただ、現在時刻を書く理由は何か分かってますか? 単に書くだけじゃ意味が無いですよ。
3. ターンをし代替え空港に機首を向ける
その前に、代替空港を選んで下さい。 事前に選んだ代替空港が最良かは不明です。試験官の指定があれば楽ですが、引っ掛け問題かも知れません。疑問が有る時は、本気か?とか聞いてください。 疑問な部分を指摘してみるのも方法でしょう。
あと、この時点で旋回するのも良いですが、その前に「必ず」今の飛行地点がチャートの上で確実だという事を確認して下さい。 地形などを見るのも方法ですし、VOR、ADF, GPS, DMEを使うのも作戦です。 場所を間違えていると大変です。
場所が分からない時で、状況が許すなら、その地点で360ターンをするのも方法ですよ。Lost Procedureと同じ。 もちろん、その旋回が出来ない場合も有りますし、確実に方向が分かってるなら、直ぐに機種を向けるのも方法でしょう。 出来れば、何をしているのかを試験官には伝えた方が良いでしょう。彼は理解度を見ています。
4. 鉛筆で現在位置から目的地の代替え空港までのコースを大体でいいので鉛筆でラインを書く
まず、GPSが有る時は、GPSで回答を出して下さい。 試験官がGPSを使うなとか、PlotterとE6-Bを使えとか指示があれば従って下さい。 PTSにはGPSの使用禁止とは書いてませんが、試験官はGPSを使うなと言うかも知れません。 IFR GPSが有るなら、それを使うのがベストなのは分かると思います。
取引がどのように始まったのか線を引く時になった場合は、、、確かに大体でも良いですが、滅茶苦茶は駄目ですよ。5度以下の誤差が理想ですが、操縦などの状況やコクピットの状況で多少の変化は許されるでしょう。少なくとも試験の時は試験官に、「貴方が必要な事を分かってる」と分からせる必要が有ります。 また線を引く為に、飛行自体を止めない様に。そしてTrafficにも注意してね。
5. プロッターで目的地の代替え空港までの距離を測り到着予定時間を計算しログに書く
まあ、こんな物と思います。注意点はIndicated Airspeedは使えませんよ。TASを使ってね。風はPreflightで得たのを使う事が多いでしょうから、離陸前にE6-Bに書いておくと楽でしょう。その時にTASを求めておくと楽ですよ。
なお、PTSが求めている物は「ヘディング、対地速度、到着時間、消費燃料」です。テスト前に何度も練習しておくと良いですよ。答えはただ書いても分から無い場合が有りますので、試験官に結果を伝えるのも良いでしょう。
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状況が許すならと言う前置きをしますが、
私なら360度をしながら場所を確定します。そして計算をし、答えが出たら、新しいHeadingに変え、その時点で時刻を記録。 それを元に到着時間を割り出し。それを伝えます。
確実に代替空港の場所が分かってるなら、その方向に機種を向けて、時間を記録。そして計算と言 う方法も有りでしょう。
6. 管制にコンタクトし代替え空港へ向かっている事を告げる。 到着予定時間も告げる
アメリカならFSSですよね。 もちろんFlight PlanをOpenしているのが前提です。もしCenterやApproachと交信してるなら、管制官ですけど。 誰とも交信してないなら、Examinerに、「Flight PlanをOpenしてるなら、FSSに連絡する」とでも伝えて下さい。
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Divertする理由は色々と有ります。 上記は試験を重視しましたが、実際では状況に合わせての状況判断が必要です。 ご質問には「急病人や悪天候の時」と書かれてました。
急病人なら計算してるよりも、即座にMayday Callです。 状況を伝えて、適切な空港へのRadar Vectorです。その時も、命の危険が近いなら近くの空港より、施設の整った病院が近い空港が良いかも知れません。 場合によっては、人工呼吸とかの処置も有るでしょう。救急車の手配も必要になるかも。
Radarが届かないなど、Radar Vectorが無理なら、Maydayを宣言した上で次の方法を考えます。 Radarが入る高度に上昇か飛行。 若しくは、即座に着陸するべきか冷静に考える必要が有ると思います。
悪天候でも、検討が必要です。
回りの全てが悪天候なのか、目の前に悪天候があるのか。 それともForecastが外れて到着地が無理になったのか。 悪天候が近く飛行を続けるのが困難なんら、近くの空港に降りるべきでしょう。 でも有る程度の距離が有るなら、FSSやFlight Watchに交信して、到着地を変えるのも方法です。 Radar Serviceを受けてるなら管制官に各地の情報を聞く事も良いでしょう。彼らは判断はしませんが、余裕があれば情報をくれます。
Divertは考えれば考えるほど、色々な事が頭の中に出てきます。 どの方法がベストなのかは、その時点に成らないと分かりません。 少しでも良い方法を得られる様に知識を増やしてください。
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